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【米国を丸ごと買う】楽天VTI(楽天・全米株式・インデックスファンド)とは?

楽天VTI(全米株式インデックス)で米国株式市場全体へインデックス投資する

米国は、世界の株式市場における時価総額の半分以上を占めています。
まさに経済大国です。

フェイスブック、アップル、グーグル、Twitterなどは全て米国の企業で、日本でも馴染みの深いサービスです。
他にも魅力的な企業はたくさんありますが、全ての株を個人で買い付けるのは非常に困難です。

そこで、米国株式市場全体へ投資のできる楽天VTI(楽天・全米株式・インデックスファンド)を紹介したいと思います。

投資対象は米国株式市場全体

楽天VTIは、米国株式市場の動きに連動するような投資成果を目指すインデックスファンドです。

具体的には、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する運用成果を目指しています。

これは、米国株式市場の大型株から小型株までのほぼ100%を含んだ株式市場全体を表す指数です。

交付目論見書では次のように説明されています。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)とは?
「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国株式市場の大型株から小型株までを網羅し、投資可能銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄で構成された時価総額加重平均型の株価指数です(2018年6月末現在)。
なお、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」は、委託会社が「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に日々の為替レートを乗じて算出したものです。
出典: 楽天・全米株式インデックス・ファンド交付目論見書

時価総額加重平均型というのは、時価総額の割合にもとづいて、保有する株式の割合を決める方法です。

つまり、時価総額が大きい銘柄ほどたくさん組み込まれれ、反対に時価総額が小さい銘柄は少量になります。
(※株価は銘柄によって異なるので、株数が時価総額の順になるとは限りません。)

ファミリーファンド方式で本家VTIを買い付ける

楽天VTIの運用会社は楽天投信投資顧問です。

しかし、楽天投信投資顧問が米国株を直接購入してファンドを組成しているわけではありません。

下は交付目論見書に記載されている、ファンドの仕組みです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド交付目論見書

楽天・全米株式インデックス・ファンド交付目論見書

出典: 楽天・全米株式インデックス・ファンド交付目論見書

楽天・全米株式インデックスマザーファンド(オレンジ色の部分)を通してバンガード社VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF)を買い付けています。

バンガード社
世界最大級の運用会社。バンガードの運用資産残高は565兆円。(約5.1兆米ドル、1米ドル110.76円換算。2018年6月末現在)

バンガード社は、VTIがCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するように、指数に組み込まれている米国株を買い付けます。

楽天VTIは、バンガード社のVTIを買い付ける事で、米国株式市場全体への投資を実現しているのです。

以後、バンガード社のVTIを本家VTIと表現します。

楽天VTIのポートフォリオ

楽天VTIは、本家VTIで組成されますので、本家VTIのポートフォリオに近づきます。
(※全く一緒ではなく、乖離することもあります)

下は、本家VTIの上位の組込み銘柄です。(2018/10/30 現在)

組入れ上位銘柄
名称 割合
アップル 3.28
マイクロソフト 2.93
アマゾンドットコム 2.78
バークシャー・ハサウェイ 1.36
フェイスブック 1.33
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 1.27
ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.24
エクソンモービル 1.20
アルファベット(クラス A) 1.20
アルファベット(クラス C) 1.19

データ元: bloomberg

情報技術セクターの銘柄が多いですね。
米国を牽引する銘柄達です。

組み込み銘柄に、アルファベット(クラスA)、アルファベット(クラスC)の2つが入っています。
どちらもアルファベットの株式なのですが、議決権の有無に違いがあります。
値動きはほぼ一緒です。
GOOGとGOOGLの違いは議決権の有無にあり。株価に違いは無し。 GOOGとGOOGLの違いは議決権の有無にあり。株価に違いは無し。

インデックスファンドならではの低コスト

楽天VTIの気になるコストですが、信託報酬は0.1696%です。(2018/10/30 現在)
購入手数料や信託財産留保額は掛かりません。

隠れコストも含めた実質コストだと約0.311%ほどです。
(※初年の運用報告書から計算しています。これからの運用次第で変わる可能性があります。)

実質コストと信託報酬に差があるように感じますが、運用開始1年目であることが関係しているかもしれません。
詳しくはこちらに書いています。
楽天・バンガード・ファンド(VT・VTI・VWO・VYM)の実質コストは本当に高いのか?

本家VTIの経費率は、0.04%(2018年10月現在)と非常に低いのですが、楽天VTIは、楽天投信投資顧問が本家VTIと投資家の間に入るので高くなります。

また、ETFは売買手数料を投資家が負担するのに対し、楽天VTIの場合は楽天投信投資顧問が売買手数料を負担するので、その分もコストとして入っていると言えます。

分配金は再投資と受取のどちらかを選ぶ

本家VTIと同様に分配金が出ます。
この分配金は、再投資受取のどちらかを選ぶことができます。

受取時は、20.315%の分離課税が掛かりますが、再投資をすれば課税を繰り延べることができます。
また、再投資は複利効果を得やすいです。

楽天VTIは税金の扱いが簡単

本家VTIの経費率(0.04%)が楽天VTI(実質で0.311%)よりも大幅に低いことを前述しました。

それならば、本家VTIを直接買えば良いと考えるかもしれません。

しかし、楽天VTIは税金の扱いが簡単というメリットがあります

本家VTIにも配当金が出るのですが、その配当金は一度受け取ることになるので、課税されます。
しかも、米国と日本で二重課税されます

米国の課税分は確定申告で外国税額控除を受けることができますが、確定申告の手間が掛かります。

それに対して、楽天VTIは、分配金を受取っても特定口座であれば、源泉徴収で納税が完了します。

また、分配金の再投資も前述の通り楽天VTI内で行ってくれるので、投資家に手間が掛かりません。