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iDeCoの年単位拠出はおすすめできない。【デメリットがメリットを上回る】

平成30年1月より、掛金の拠出を任意の月にまとめる「年単位拠出」ができるようになりました。

最初に言うと、個人的にはおすすめできません

手数料を節約できる」メリットがあるのですが、「ドルコスト平均法が使えない」、「確定申告が必要な場合がある」などのデメリットの方が大きいと思うからです。

年単位拠出とは

年単位拠出は、掛金の拠出を1年の単位として考え、1回以上の任意の月に掛金をまとめて拠出します。

拠出区分ごとに掛金を拠出する

まず、加入者は1年を任意の数に区分します。
これを拠出区分と言います。

図にすると次のようなイメージです。

iDeCo年単位拠出。1年を3分割、納付月で表示

1年を3分割。納付月で表示

上は、拠出区分を3つにした例ですが、次のように拠出区分を1つにすることも可能です。

iDeCo年単位拠出。拠出区分が1つでも良い

拠出区分が1つでも良い

掛金は上の拠出区分ごとに支払います

3つに区分したら拠出は3回、1つに区分すれば拠出は1回です。

拠出回数が1回だと年払いに似たような感じですね。
しかし、後述する掛金の限度額の決まりから、前払いは出来ません

補足ですが、ここで言う1年というのは次のように決められています。

12月分の掛金から翌年11月分までの掛金(実際の納付月は1月~12月)の拠出期間を1年とし、この1年を単位として考えます。
iDeCo公式HP掛金年単位拠出の考え方

なんかややこしいですが、掛金の引落しベースで1月〜12月と考えれば大丈夫です。

やまぞう

年単位拠出についてもう少し詳しくみていきます。

掛金の上限は拠出区分の月数で変わる

拠出区分ごとに掛金の上限は決まっています。

掛金の上限
拠出限度額 = 拠出区分の月数 × 月の限度額

やまぞう

月の限度額は職業によって異なります。詳しくは、掛金額の解説記事をご覧ください

拠出区分の月数が4ヵ月、月の限度額が2万3000円の場合、その拠出区分の限度額は次のようになります。

9万2000円 = 2万3000円 x 4ヶ月
※ただし、限度額に満たない金額を拠出した場合は、同年内の次の拠出区分に持ち越す事ができます。

一方、掛金の下限は、下のようになります。
5000円というのは月の最低掛金額です。

掛金の下限
掛金の下限 = 5000円 x 拠出区分の月数

年単位拠出は年間計画書の提出が必要

年単位拠出をするためには、加入者月別掛金額登録・変更届(K-030)を記載して提出する必要があります。

年単位拠出の詳細は次のページで確認できます。
参考 iDeCo公式(年単位拠出とは)iDeCo公式HP

年単位拠出のメリット

口座管理手数料を節約できる

口座管理手数料のうち、国民年金基金連合会への手数料は、掛金の拠出がある時だけかかります。

月払いの場合は、拠出が毎月あるので103円/月の手数料が掛かっていました。

拠出をまとめることで、国民年金基金連合会への103円の手数料を節約することができます。

大したことない金額に思えますが、定期預金で運用されている方には朗報です。
今の低金利時代、定期預金の利息は口座管理手数料にほとんど負けてしまいます。

103円/月の手数料は、定期預金の利息から見ると大きな金額なのです。

ボーナス月に合わせて拠出できる

毎月赤字でボーナスの支給月で黒字化する、そういう家庭もあるのではないでしょうか?

そういう方は、ボーナスの月に拠出額を多くするという方法を取ることができます。

年単位拠出のデメリット

ドルコスト平均法が使えない

インデックスファンドなど元本変動型商品を購入している場合は、ドルコスト平均法の効果が弱まってしまいます。

ドルコスト平均法は、一定間隔で一定額を買い付ける事によって、購入単価の平準化を狙うわけですが、拠出回数が少なくなれば平準化できない可能性があります

確定申告が必要な場合がある

拠出回数を年1回にする場合に起こる問題です。

年単位拠出では、11月分の掛金を含む拠出区分を必ず設定しなければなりません。

つまり、年1回払いの場合は、11月分(引き落としは12月)が初回の引落しとなります。

この場合、小規模企業共済等掛金払込証明書の発送が1月となるので、年末調整に間に合いません

つまり確定申告をしなければならないのです。

デメリットが大きいからオススメできない

インデックスファンドなど元本変動型を買っている人にとっては、ドルコスト平均法が使えないのは厳しいです。

会社員で年1回の拠出にする場合は、確定申告の手間が増えます。
確定申告の手間をとっても、節約できる手数料はたったの1133円です。

やまぞう

1000円程度の節約のためにドルコスト平均法を放棄したり、確定申告するのは割に合いませんよね。

こんな人は年単位拠出でいいかも

基本的に年単位拠出はおすすめできませんが、次の場合は、考えても良いかもしれません。

  1. 定期預金で年2回以上拠出する。初回の拠出が8月分より前の方
  2. 自営業者で定期預金で運用する方

初回の拠出が8月分より前に設定されていれば、証明書の発送は年末調整に間に合います。
これで、確定申告の手間を省くことができます。

自営業者の方は元から確定申告が必要なので、年1回の拠出で証明書が1月以降に届いても影響ありませんね。


やまぞう

ここからは関連記事の紹介です。

本記事中で、小規模企業共済等掛金払込証明書の話が出てきました。
この証明書は、年末調整や確定申告で必要な書類です。
iDeCo(イデコ)の小規模企業共済等掛金払込証明書とは? 送付時期、年末調整、確定申告の書き方を解説。 iDeCoの小規模企業共済等掛金払込証明書とは? 送付時期、年末調整、確定申告の書き方を解説。

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【初心者向け】iDeCo(イデコ)の始め方。加入・運用・受取までのトピックをぎゅっとまとめたよ。

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