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WealthNaviのポートフォリオの中身【組込ETF・全7種類のまとめ】

Wealth Navi(ウェルスナビ)が最近話題ですよね。

ロボアドバイザーと言われる部類で資産運用を自動でやってくれます。
未来を感じますね。

しかし、Wealth Naviに全て任せてほったらかしにするのもいいですが、自分は何に投資しているのかって気になりませんか?

例えば、下はリスク許容度5の時のポートフォリオです。
スクリーンショット 2018-11-08 15.04.32
WealthNaviより

なんか色々投資してるのはわかりますよね。

しかし、一番上の米国株(VTI)ですが、米国株に投資しているのはわかるけどVTIの中身って何でしょう?
具体的にどこに投資しているのでしょうか?

投資先を理解することで、資産運用が楽しくなってきますよ。

WealthNaviのETF選定基準

まず、WealthNaviのETF選定基準を確認しておきましょう。
下の5つが選定基準です。

  • 資産クラス全体に連動 :パッシブ(インデックス)投資
  • 純資産総額 :償還リスクを回避
  • 流動性 :いつでも適正価格で取引可能
  • 外国投資信託の届出がされている :法令上の届出
  • 低コスト :リターンのマイナス要因を低減
WealthNavi WhitePaperより

これらに沿ったETFとして、7種類(VTIVEAVWOAGGGLDIYRTIP)が選ばれています。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

株式の組み入れETF

株式は、世界最大級の投信会社であるバンガードのETFで占められています。
どのETFも純資産総額がケタ違いに大きく、そして経費率がとてもとても低いです。
WealthNavi経由だけでなく、個別にも購入したいものばかりです。

米国株(VTI)

VTI 基本情報(2018/10/31)
資産クラス 米国株
運用会社 Vanguard
インデックス CRSP USトータル・マーケット・インデックス
純資産総額 約997億USD
経費率 0.04 %
運用開始日 2001/5/24

Vanguardより

米国全体の投資先として真っ先に浮かぶのがこのVTIです。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動し、米国の大中小全ての株に分散投資できます。
コストも年間0.04%と超絶安いです。
WealthNavi経由以外でも購入したいオススメETFです。

さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も是非参考にしてください!
楽天VTI(全米株式インデックス)で米国株式市場全体へインデックス投資する 【米国を丸ごと買う】楽天VTI(楽天・全米株式・インデックスファンド)とは?

日欧株(VEA)

VEA 基本情報(2018/10/31時点)
資産クラス 日欧株
運用会社 Vanguard
インデックス FTSEディベロップド(除く米国)・インデックス
純資産総額 約661億USD
経費率 0.07%
運用開始日 2007/7/20

Vanguardより

VEAは米国を除く先進国を含むETFです。
国別の組込上位10国は、日本、英国、カナダ、フランス、ドイツ、スイス、オーストラリア、韓国、香港、オランダです。
日欧で6割以上を占めます。
米国だけ除外されています。

VTIが米国集中なのに対して、国単位で分散されているのは良いのですが、過去のパフォーマンスを見ると、「米国を除く意味は本当にあるのか?」というように思えます。
というのも、VTIの下落時にはVEAも下げており、VTIの上昇にはVEAはついて行けてないように見受けられるのです。
アメリカ経済が強すぎて、結局は他の国もそれに引きずられており分散の目的を満たせてない印象を受けます。。
【日欧株ETF】VEAは米国を除く先進国市場に投資するETF 【日欧株ETF】VEAは米国を除く先進国市場に投資するETF

新興国株(VWO)

VWO 基本情報(2018/10/31 時点)
資産クラス 新興国株
運用会社 Vanguard
インデックス FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)
純資産総額 約537億USD
経費率 0.14%
運用開始日 2005/3/4

Vanguardより

新興国のETFといえばVWOです。
投資先は中国、台湾、インド、ブラジル、南アフリカです。
特に比率が高いのが中国で、30%を超えます。

銘柄にはアリババやテンセント、バイドゥなど超有名企業が揃っています。

しかし、VWOのチャートを見ると成長が鈍化してきているように感じます。
経済成長と株式市場の成長は、必ずしも連動するわけではないということでしょう。
【新興国ETF】VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)とは 【新興国ETF】VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)とは

債券の組み入れETF

株式よりもマイルドな値動きをするのが債券です。
債券は発行体がデフォルトしなければ、確定利回りなのが特徴です。(※為替リスクはあります)

債券に関しては、表にベータ値を記載しました。
ベータ値とは、株式指数とある銘柄の値動きの連動性を表す数字です。

例えば、株式指数が1%動いて、対象の銘柄が0.5%動いたとしたらベータ値は0.5です。

ベータ値が低いほど、株価指数の値動きに対してマイルドな動きをするということになります。

米国債券(AGG)

AGG 基本情報(2018年11月23日)
資産クラス 米国債券
運用会社 BlackRock
インデックス ブルームバーグ・バークレイズ米国総合 インデックス
過去12ヶ月分配金利回り 2.33% (2018年11月21日時点)
ベータ値 0.04 (S&P500)
純資産総額 約538億USD
経費率 0.05%
運用開始日 2003/9/22

BlackRockより

ディフェンシブに運用するなら、この債券ETFであるAGGです。
米国債を中心に優良債券ばかりを集めています。
信用格付がAAA以上が7割を超えます。

優良債券の組込比率が多いながらも、過去12ヶ月分配金利回りは2%を超えています。(2018年11月21日時点)

また、ベータ値が0.04と低く、株式市場の値動きとはあまり連動しません。

十分に資金があれば、株式市場に振り回されずAGGの配当で心穏やかな生活を送ることができそうです。

また、値動きが安定していること、分配金が2%を超えることから一時的な資金の逃避先にも使えそうです。

さらに、AGGについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!
ブラックロック社のAGGは米国の優良債券に分散投資できるETF

物価連動債(TIP)

TIP 基本情報(2018年11月23日)
資産クラス 物価連動債
運用会社 BlackRock
インデックス ブルームバーグ・バークレイズ米国TIPS インデックス(シリーズL)
過去12ヶ月分配金利回り 2.93% (2018年11月21日時点)
ベータ値 0.08(S&P500)
純資産総額 約218億USD
経費率 0.20%
運用開始日 2003/12/4

BlackRockより

TIPは米国のインフレ連動国債に合わせて変動します。
インフレ連動債というのは、インフレ率によって元本が変動する債券です。

通常の債券は元本やクーポン(利子)は発行時に決まります。
そのため、インフレが起こると実質的な価値が下がってしまいます。
それに対応するためにインフレ率に応じて元本が変動するインフレ連動債があるのです。

オルタナティブの組み入れETF

オルタナティブとは株式や債券などの伝統的な資産以外のものです。

金(GLD)

GLD 基本情報(2018年11月21日現在)
資産クラス
運用会社 State Street
インデックス
純資産総額 約300億USD
経費率 0.40%
運用開始日 2004/11/18

StateStreetより

金相場に連動するETFで、運用会社は大手のステートストリートです。
信託報酬は0.4%と高めです。また株式ETFのように分配金が出ないことが特徴です。
株式のように何かを生み出すわけではないですからね。

下はS&P500(緑)とGLD(黄色)のチャートです。
スクリーンショット 2018-11-08 21.39.14

GLDは株式とは違った動きをします。
これも分散効果に寄与するのでしょう。

不動産(IYR)

IYR 基本情報(2018年11月23日)
資産クラス 不動産
運用会社 BlackRock
インデックス ダウ・ジョーンズ米国不動産指数
ベータ値 0.33 (S&P500)
過去12ヶ月分配金利回り 3.90%(2018年10月31日時点)
純資産総額 約36億USD
経費率 0.43%
運用開始日 2000/6/12

BlackRockより

ETFという形で複数の米国のリートに投資することができます。
リートは集めた資金で不動産投資を行います。

そして、賃料や売買益が投資家に分配金として支払われます。

IYRの過去12ヶ月分配金利回りは3.90%と株式ETFよりも高いですね。(2018年10月31日時点)
ただ、経費率が0.43%と高いのが少し気になります。

IYRとSPYのチャート

IYRとSPYのチャート

下はIYR(水色)とSPY(緑色)のチャートです。
2007年から2009は、サブプライムとリーマンショックの影響でガクンと落ちています。

Yahoo! Finance

リスク許容度別のポートフォリオの配分

上で見てきた各ETFですが、リスク許容度によって配分が変わります。

下は、リスク許容度別のポートフォリオの中身です。

WealthNavi リスク許容度別の最適ポートフォリオの配分比率の例

WealthNavi リスク許容度別の最適ポートフォリオの配分比率の例

出典: WealthNavi WhitePaper

リスク許容度が高まるに従って、株式の配分が高まっていき、債券の比率が高まっていきます。

逆に、リスク許容度が低い場合は債券の割合が高くなっています。
債券は価格変動が株式に比べて小さく、発行体のデフォルトがなければ元本と利子が返ってきますから、このポートフォリの配分は納得できます。

また、この資産クラスの配分には上限と下限もあります。

WealthNavi 各資産クラスへの配分比率の上下限

WealthNavi 各資産クラスへの配分比率の上下限

出典: WealthNavi WhitePaper

これは、資産の偏りを防ぎ分散効果を得るために設けられています。

物価連動債だけ下限が0%になっていますが、それは下記の理由によるものです。

下限は、基本的に 5%ですが、物価連動債は 0%としています。物価連動債は、低いリスク許容度のポートフォリオにおいてインフレ対応のために組み入れますが、高いリスク許容度のポートフォリオにおいてはインフレに強い株式が多く入るため、物価連動債を組み入れる必要がないためです。
WealthNavi WhitePaper

株式自体がインフレに強いから、ということですね。