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GOOGとGOOGLの違いは議決権にあり。リターンとリスクに大差は無し。

GOOGとGOOGLの違いは議決権の有無にあり。株価に違いは無し。

Alphabetの株は、全部で3種類あります。
そのうち株式市場で買えるのは、GOOGGOOGLの2つです。

GOOGとGOOGLの違いって何?
株価に違いはあるの?

本記事ではこういった疑問に答えます。

GOOGLは議決権あり、GOOGは議決権なし

Alphabetの株にはクラスAクラスBクラスCの3種類があります。
これらの最大の違いは、議決権の有無です。

クラスA、クラスB、クラスCの比較
種類 ティッカー 議決権 購入可否
クラスA GOOGL あり
クラスB 10倍 x
クラスC GOOG なし

この3つの中で、株式市場で買うことが出来るのはクラスA(GOOGL)クラスC(GOOG)の2つだけです。

クラスBは市場に出回っておらず、創業メンバーなどが保有しています。

このクラスBは、議決権がクラスAの10倍もあります。

10倍ってすごいですね。

クラスBは創業メンバーなどが握っているので、彼らの意見が強く経営に反映されるということになります。

配当はどちらも無し

GOOG、GOOGL共に配当はありません。
稼いだ利益はどんどん新規事業に投資しています。

GOOGとGOOGLの株価をリスク・リターンで徹底比較!

クラスBは市場に出回っていないので考えないとして、私達が買うことのできるクラスA(GOOGL)クラスC(GOOG)の株価に違いはあるのでしょうか?

GOOGLは議決権があるので、GOOGよりも価値がありそうな気がしますよね。
実際のデータを元にして、定量的にGOOGLとGOOGを比較してみたいと思います。

値動きはほぼ同じ。相関係数は0.994

まずは株価の値動きです。

期間は2016年10月03日から2019年10月02日からの3年間です。
2016年10月03日の株価を基準として変動する様子をグラフにしています。

GOOGとGOOGLの値動き

値動きはほとんど一緒ですね。

この期間のGOOGとGOOGLの相関係数は0.994となっています。(当サイト調べ)
かなり強い正の相関です。

どちらも同じ会社の株式なのである意味当然ですね。

リターンと標準偏差も大差なし

前術の期間におけるリターンと標準偏差は下のようになります。

GOOGとGOOGLのリターンとリスク
ティッカー リターン 標準偏差(リスク)
GOOGL 47.17% 1.461
GOOG 52.30% 1.470

標準偏差とは株価の変動の大きさのようなものです。

標準偏差が大きいほど株価の変動が大きい、つまりリスクが大きい事を意味します。
(ここで言うリスクとはリターンの変動の大きさのことです。)

上の表を見るとGOOGの方がリスクがわずかに大きくなっています。
しかし、リターンは5%ほど大きくなっています。

上記のケースでは、GOOGへの投資は、GOOGLへの投資に比べてわずかなリスクの増加で5%ものリターンを得ることができるので、GOOGへの投資が適していたと言えそうです。

しかし、

たまたまGOOGが良かっただけじゃないの?
こういった疑問が浮かぶと思います。

そこで、様々な期間におけるGOOGLとGOOGの標準偏差とリターンの分布がどうなっているか調べてみました。

2013年10月01以降で、1年間の長さを持つ期間を約1000個ほど作成し、それぞれの標準偏差とリターンの分布をまとめたのが下のグラフです。

グラフのデータは、Yahoo Financeより取得した調整後終値を当サイトで独自に集計したものです。

まずはリターンの分布です。

GOOGL 各期間におけるリターンの分布

GOOG 各期間におけるリターンの分布

GOOGLもGOOGもほぼ一緒に見えますね。

リターンの平均はGOOGLが21.406%、GOOGが21.183%です。

GOOGLの方がわずかに上です。

次に標準偏差(リスク)です。

GOOGLE 各期間におけるリスク(標準偏差)の分布

GOOG各期間におけるリスク(標準偏差)の分布

こちらもほぼ一緒です。

標準偏差の平均はGOOGLで1.5800、GOOGが1.5808です。

GOOGLの方がわずかに低リスクです。

GOOGLとGOOGどっちが良いか?GOOGLの方が優勢かも

ここまでGOOGLとGOOGの違いを見てきましたが、はっきりとした差は議決権の有無ぐらいでしょう。

しかし、大半の個人投資家にとっては議決権の有無はほとんど関係ないと思います。
(「Alphabet社の経営に少しでも影響を与えたい!」という方は別ですよ。)

大半の投資家にとってはリターンとリスクの違いが一番気になるところですが、前述の比較結果をみるとGOOGLとGOOGに決定的な差はなかったと思います。

強いて言えば、GOOGLの方がリスクがほんの少し小さく、リターンが大きかったです。

数字でラジカルに判断するならばGOOGLが良いかもしれません。
ただし、投資期間によってどちらが良いかは変わってきます。

どっちが良いか決められない!
という方は、半々で持つのも良いかもしれません。

バンガード社のVTIのように、GOOGとGOOGLをほぼ同じ割合で組み込んでいるETFもあります。
楽天VTI(全米株式インデックス)で米国株式市場全体へインデックス投資する 【米国を丸ごと買う】楽天VTI(楽天・全米株式・インデックスファンド)とは?

完全な相関関係でない限り、分散投資はリスクを低減する効果があるのでそういう判断もアリですね。


関連記事の紹介です。

Alphabetのような複数のクラスを持つものは他にもあってロイヤル・ダッチ・シェルがそうです。
こちらはまた違った理由でクラスが分かれていて面白いです。

【ロイヤル・ダッチ・シェル】RDSA(A株)とRDSB(B株)の違いとは?